水まわりの収納
洗面台下の収納はどう使う?配管をよけて測る手順とラックの選び方
※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。

扉を開けると、真ん中に太い管が通っている。その奥にストックの詰め替え袋が倒れていて、手前には去年買った掃除道具。取り出すたびにしゃがんで、何かをどかしている。洗面台の下は、家の中でもとくに「使いづらいまま放置されやすい場所」ではないでしょうか。
ここで最初に確かめたいのは、置けるものの量ではありません。その空間のうち、実際に物を置ける部分がどれだけ残っているかです。配管の位置を書き添えたメモが一枚あるだけで、ラック選びはずいぶん楽になります。
使いにくさの正体は、たいてい配管
洗面台の下には、排水管が通っています。まっすぐ下へ落ちているタイプもあれば、途中でU字やS字に曲がって、床や壁へ抜けていくタイプもあります。この曲がった部分は水をためて、下水のにおいが上がってこないようにするためのものです。
つまり、邪魔に見える管は外せません。この前提から始めると、考え方が変わります。空いている場所を全部使おうとするのではなく、管が通っている場所を避けて、残りをどう使うかを決める。そう切り替えたほうが早いです。
もうひとつ見落としやすいのが扉です。開いた扉の内側にタオル掛けや小さな棚が付いていることがあり、その分だけ置けるものが制限されます。閉めた瞬間にぶつかって、扉が浮いてしまうこともあります。
測るのは、扉を開けた内側の三か所
商品ページを開く前に、メジャーで三か所。扉を開けた状態で、内側を測ります。外から見た洗面台の幅ではありません。
| 測る場所 | どこからどこまで | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| 内側の幅 | 左右の壁の内側。枠が出ていれば、その内側まで | ラックが入口で引っかかる |
| 内側の高さ | 床から、上の板や洗面ボウルの底まで | 棚を組んだあとに天板が当たる |
| 内側の奥行き | 扉の内側から、奥の壁まで | 扉が閉まらない |
| 配管の位置 | 左の壁から管の中心まで。管の太さも | 棚板の真ん中が管に当たる |
数字をメモするとき、その横に「管は右寄り」「左下に段差」と一言書いておくのをおすすめします。数字だけだと、商品ページを見ているうちに、どちら側に何があったか分からなくなるからです。
配管の左右で、置くものを分けてしまう
管が真ん中を通っているなら、左右で二つの部屋ができたと考えると整理しやすくなります。無理に横断する棚を探すより、それぞれに合うものを入れるほうが、結局は取り出しやすいと思っています。
| 場所 | 向いているもの | 理由 |
|---|---|---|
| 手前(扉のすぐ内側) | 毎日使う洗剤、ドライヤー | しゃがむ時間が短くて済む |
| 配管の左右のすき間 | 縦に立つ細いもの、詰め替え袋 | 幅が狭くても高さは使える |
| 奥 | 月に一度使うかどうかのもの | 手前をどかす手間が前提になる |
| 床に直接 | できれば置かない | 水漏れに気づきにくく、掃除もしにくい |
奥に何を入れたかは、忘れます。かごにまとめて引き出せるようにしておくか、扉の内側に中身を書いた紙を貼っておくと、探す時間が減ります。
伸縮ラックを買う前に見ておきたいこと
洗面台下用として売られているラックは、幅を変えられるものが多く出ています。便利ですが、買ってから合わないことも起こりやすい商品です。
| 買い足しを考えてもよい人 | まず今あるもので足りる人 |
|---|---|
| 内側の三か所と配管の位置を測り終えている | まだ測っていない、入れるものが決まっていない |
| 高さが余っていて、上の空間を使いたい | 手持ちのかごを並べ替えれば収まりそう |
確認したいのは、縮めたときの長さです。「幅40〜60cmに対応」と書かれていても、内側が38cmなら入りません。伸ばせる最大値のほうに目が行きがちですが、入るかどうかを決めるのは最小値のほうです。
棚板の奥行きも見てください。奥行きが深いほど置ける量は増えますが、その分だけ配管に当たる可能性も上がります。管をまたぐ形の商品なら、またげる高さと幅の指定があるはずなので、自分のメモと照らし合わせます。
Amazonで洗面台下の伸縮ラックを探す ※広告※広告。洗面台下用の伸縮ラックの検索結果です。価格・送料・在庫・品質・対応サイズは商品ごとに異なるため、各商品ページでご確認ください。当サイトで実際に使用して評価したものではありません。
湿気とにおいは、詰め込みすぎを疑う
洗面台の下は、水を使う場所のすぐ下にあります。扉を閉めきったままだと空気が動きません。ぎっしり詰めると、その状態がさらに続きます。
気になるときに試しやすいのは、次のあたりです。
- 扉をときどき開けて、空気を入れ替える
- 床に直接置くものを減らし、下を拭けるようにする
- 詰め替え袋は受け皿になる容器に入れ、倒れても広がらないようにする
- 奥の壁や配管の根元に、水がにじんだ跡がないか見る
最後の項目だけは、収納とは別の話です。水がにじんでいる、床がやわらかい、においが急に強くなった。こうしたときは物を片づける前に、管理会社や水道の修理業者へ相談してください。収納用品で解決する問題ではありません。
よくある質問
洗面台下に洗剤のストックを置いても大丈夫?
扉を閉めたままになりやすい場所なので、湿気や熱がこもらないかを見ておきます。製品ごとに保管条件の指定があることもあるため、容器やパッケージの表示を先に確認してください。詰め替え用の袋は倒れると漏れることがあるので、立てずに寝かせるか、受け皿になる容器に入れておくと安心です。
伸縮ラックは、どのサイズを選べばいい?
縮めたときの長さが、内側の幅に収まるかを先に見ます。伸ばした最大値だけで判断すると、入らないことがあります。棚板の奥行きが配管に当たらないか、脚を置く位置に段差がないかも確認してください。
扉の内側にタオル掛けが付いている場合は?
その出っぱりの分だけ、置けるものの高さや奥行きが減ります。扉を閉めた状態でぶつからないかを見るため、内側の寸法から出っぱりの厚みを引いて考えます。取り外せる場合は、外してから測り直すという手もあります。
今日は、メジャーと紙を一枚
この記事を閉じたら、扉を開けて内側を三か所だけ測ってみてください。そこに「管は右寄り」と書き足せば、今日のぶんは十分です。商品を探すのは、そのメモができてからで間に合います。
置ける量が増えたかどうかより、次に洗剤を取り出すときにしゃがむ回数が減ったか。そちらのほうが、使いやすくなった証拠になると思っています。
収納用品の外寸と内寸の違いは収納ケースを買う前に測る場所で、引き出しの中の分け方は引き出しを使いやすく仕切るには?でまとめています。